topics 人吉市、八代市をたずねて
日時:2006年10月7日(晴れ)、8日(晴れ)
日程:10/6 大牟田⇒新八代⇒八代⇒人吉(泊)
    10/7 人吉→人吉城跡→人吉駅⇔(自転車)⇔青井阿蘇神社⇔観音寺観音⇔願成寺⇔清水観音⇔人吉クラフトパーク⇔新宮寺六観音⇔サイクリングロード⇔一武⇔土屋観音⇔中尾観音⇔東林寺⇔繊月酒造⇔武家屋敷⇔永国寺⇔人吉駅→八代(泊)
    10/8 八代駅→(バス)→福祉センタ-→澤井家長屋門→市立博物館→松浜軒→松井神社→八代城址→聖パウロ修道院記念館→カトリック教会(殉教の碑)→(バス)→八代駅⇒新八代駅⇒博多駅
データー:貸し自転車:900円 八代市立博物館:300円 松浜軒:300円 

出発 16:19 
旅の始まりは心うきうき、列車はさほど込んでいない、自由席で十分でした。車窓を見ていると「田原坂」の表示、あーここが西南の戦いで激戦が有り、形成が逆転しだした所か、もっと険しい坂かと思ったら小さいなんとも無いような丘でした。今は公園が整備されて「植木町田原坂資料館」なる施設があって資料と映像で紹介されているそうです、一度訪ねたくなりました。周りの田圃はまだ稲刈りは始まっていない、黄金の田圃が続く
新八代駅で乗り換え八代駅へ、さらに乗り換えて人吉駅へ、ここからは1両のジーゼル車、座席は満席結構立っている高校生が目立つ通学電車?でも無いかしばらくると夕闇がせまり辺りはもう真っ暗、電車は球磨川沿いに緩やかに上って行く、車窓を諦めてゆっくり本を読んでいる。
人吉駅 19:04
19時過ぎ旅館に到着、早速風呂に入って夕食、料理が卓にいっぱい並んで超豪華、地酒の焼酎「舞」なかなかおいしいですな、夕食を終わって、窓を開ければ球磨川の向こうに人吉城址公園の石垣、天空にお月様、今日は十五夜、いいですね。関東地方は台風でかなりな風雨で十五夜どころではないでしょう
5:00起床
昨夜の酒が効いたかな寝起きが悪い、まだ外は真っ暗、ゆっくりお茶を食して朝の散歩に出発、近くに観音様が有るはず、通りの人に聞くと有りました狭い路地に門が気持ち程度にあってその奥に。通りを真っ直ぐ東に歩くとT字路左折すると河原に出た、正面にお城の石垣、橋を渡ってお城へ、なかなか立派な城跡です、まず三の丸に入り西に回って二の丸へ城下町が球磨川の向こうに見える、杉林を抜けて階段を登ると本丸へ、天守閣は作られなかったそうで狭い、北へ降りて御下門より北に川沿いに谷口渡に出る、ここは空堀のような感じでこの北は以前のお城の丘陵地帯
本当はこちらの城跡の方が規模も数倍有り壮大な城構え、こちらは一部公園としては整備されているが訪れる人が無い為か夏草に覆われている、東に出ると住宅地、南に回ると原城跡(中世人吉城)が有る脇道の中なので気が付かない、現在の本丸より高い感じ、この丘陵を使った平地としては規模の大きな城だ、急な坂を下ると先ほど三の丸に入った道に出る、7時そろそろ帰らないと
橋を渡って旅館の手前の十番「瀬原聖観音」へお参り、ほんとに門が路地の中に有るので注意しないと解らない、なかなかの観音様ですよ、よくお願いして置きました「・・・」を!
朝風呂は諦めてゆっくりと朝食、1階のラウンジで球磨川の瀬音を聞きながら一人で食事しました。寂しいね!
駅で自転車を申し込む、貸し出しは離れた駐車場の商工会でした。球磨川をサイクリングすると言ったらマップを呉れました、何処まで行けますか
まずは青井阿蘇神社へ、境内は剣道大会で豆剣士がいっぱいでにぎやか、門も社殿もかやぶきの作り、門の彫刻はなかなか立派です
青井阿蘇神社から川沿いに東に、橋の手前に観音様の標識、寄ってお参りする十三番「観音寺観音」、「清水観音はこの先すぐですよ」と言われて回る、相良家の墓地、これが又すごい、しかしその中に石田三成の供養塔が有る、ここは西軍の地だもんね、願成寺もりっぱなお寺、庭の幼稚園の方に観音様?を聞いても「・・・?」、諦めて探したがどうも解らない、もう一度戻ったら、「園長先生観音様は?」「あそこ→」幼稚園の入り口の建物を示してくれた、紛れも無く一番「清水千手観音」でした、幼稚園の子供と観音様をパチリ
橋を渡って車道沿いに行き左折すると右に「花立」隠し念仏の遺跡跡、降って国道に出て横断した先が「クラフトパーク」キャンプも出来る公園、右沿いに登ると行き止まり、戻ろうと坂を走り出したら帽子が飛ばされたとたんに急ブレーキを掛けたもんだから堪りませんアッと言う間に顔から道路にゴツン、顔から鮮血がボタボタしまったと思った時はもう遅い、急いで紙を出して止血するが止まらない、ティッシュも真っ赤、とりあえず絆創膏を貼って公園のトイレへ、顔や首の血を拭いてもう一度絆創膏を貼りなおしてフー大丈夫でした。何か悪いことでもしたかな?。安全のため自転車のヘルメットの必要性を感じました。売店、酒蔵、陶芸、木工、金物(鍛冶)、民芸品の色付けなどが有る、怪我で気が動転してうわの空
県道に出てしばらく走ると右に32番「新宮寺六観音」の表示、田圃の中の坂道を少し登ると正面に観音様、六体の観音様が安置されている、静かな雰囲気、田圃は黄金色ようやく稲刈りが始まっている
再び戻ってすぐに左折の表示があり田圃の中を走って再び川沿いのサイクリングロードになるもう12時お昼を食べなくっちゃ、もっと走れるかと思ったが、今回はもういいでしょう、これ以上走る元気も無い、大谷川の休憩所で休んで地図を見てこの先で戻ることに決定、一武駅の脇に出る、ペットの飲料を買ってとりあえずのどと胃を潤して出発、道の駅「にしき」に出るがムー食事はいまいちの感じ諦めて戻る
土屋観音 帰りの県道から右に折れて31番「土屋観音」へ、狭い道を走った先に、少し高い所に有る、残念ながら観音様は居ない、心無い盗賊に持ち去られている、確かにどこも鍵を掛けないで開け放たれている、そうした開かれた心が災いしたとはなんとも情けない、どこで泣いているやら早く戻してやってほしい、地域の講組織で守られていたのでしょうから
再び県道に戻って帰路を走るが適当な食堂が無い、来る時ショッピングタウンが有ったと思い坂道を登る、有ったのは「神域文化の森」なんか良く判らないとりあえずいっぱい焼酎が有ったので駅前で買っても同じかと思い少し買って実家に送っておく。
下って少しでここにショッピングタウンが有った、「うなぎ」がいいかと思ったがなんか顔の傷が気になって諦めて再び県道へ
石野公園まで来て地図で「中尾観音」を確認、真っ直ぐ少し行ってから右折、少し走って左折して鉄道を渡って右折して少し行った二番「中尾観音」の標識、歩いて急の坂を登って行くと小さな観音様が有る、お参りして右に曲がったら手すり付きの参道が有る、こちらが表のようですね
自転車に戻って左に大きく曲がっていったら小さい駐車場と参道入り口の標識、ここが正面参道でした、判んないもんね、突き当りを左に行って東林寺へ、なかなか由緒有るお寺様のようですが
坂を下って大通りに出て右へすぐに「福寿酒造」が有る、川沿いに走ると人吉城の西に出る、人吉城歴史館へ、地下に井戸が有る何故か解明されていないそうです、案内の方も上手に説明していた
人吉城歴史館を出て大手門跡から川を渡って「繊月酒造」へ案内をしてもらう、係りの人が流石にひどかったのでしょう「顔如何しました」と「悪い心を起こしたので罰が当たりました」「マー」案内は10分位で試飲室へ良く出来ています、ゆっくり味わう、ここだけの限定酒を買う、こういうのに弱い私
いい気分で出発、右に大きな門が気になる、ここが「武家屋敷」だそうです、人吉城の堀合門を移築したそうで、母屋も茅葺の立派な作り、西南の役で西郷さんが宿泊したそうです、天井が異常に低い、部屋で切り合いを出来なくした作りだそうです、
突き当たりの「永国寺」に拝観やはり歴史が違う、9番「村山観音」がここか?なんかくたびれていて?写真が有るので良く判りません
16時を回っているので今回はこれで終わりにして球磨川を渡って自転車を返して駅へ、お腹が空いたので駅弁を買う、これが美味かった、空腹も有るが鮎の押し寿司、駅前で今夜の酒「福寿絹子」(福寿酒造)いいね、おつまみに「やまうにとうふ」これが又美味しかった
電車の車内 九州の電車は個性的で好きですね、外観は真っ赤、真紅。もう真っ暗、顔の痛みで本を読む元気も無い、ゆっくり休むが遠いですね、乗客はパラパラ、新規に乗車する人は少ない。
八代駅から歩いてホテルへと思ったら駅前に「より藤」が有るここで寿司を食べなくてはと入る、駅弁は売り切れてないのでうなぎを食する、流石に九州のうなぎは美味い。ホテルは結構駅から遠かった、風呂に入ってゆっくりと「福寿絹子」を味わう、結構でした
10月8日日曜日
朝の散歩をする元気が無い
ホテルの窓から工場の煙突が見え煙りがもーもーと出ている
今日はゆっくり朝食、会場は宴会の広間の為、天井が高く気分的にもゆったり、バイキングの品数も有りゆったりもモード
忘れ物のチェックをしたのに途中で携帯を充電しっぱなしに気付いて戻る、ホンと今回はこんなどじばっかり、駅のロッカーに荷物を入れてバスで博物館へ。2Fが入り口で入ってすぐに精巧な妙見祭模型が展示して有る、階段を下って常設展示場に1/100の八代城の模型、奥に昔懐かしい農機具が有る小学生時代の田植えの記憶が蘇る、水田の草取り機、足踏み脱穀機、これで大豆をもいだ記憶が有るしねー
博物館の北に「松浜軒」が有る面白い案内の方で正面にかの宮元武蔵直筆の「戦気」の掛け軸が有る、今回来たのもこれを見るためだったので感激物です、隣に宮本武蔵といえば巌流島ですがその時使った木刀の写しが置いてある、 やはり少し長い、小次郎の長刀にはそれに勝る長さが必要だったと思う、土産にはがきを買ってくる、庭はこじんまりとした作りで派手さは無い
「松浜軒」の東が松井神社ここに参拝して、八代城址公園へ、ここでカメラのメモリーが無くなる、不要と思われる写真を削除して続きへ、城跡は立派な石垣が残り昔を偲ばせる、大手門から出てお堀に沿って回る
市役所の脇を通って聖パウロ記念修道院館を見学して南隣の殉教者の碑の有るカトリック教会へ、子供3名を含む11名が殉教している「一粒の麦が地に落ちて死ねば、豊かな実を結ぶ」と碑文と殉職者の氏名が刻んで有る、ここにも不幸な事件が有った
時間も11時を回ったのでバスで駅に引き返す、もう一つ麦島城址を行くのを忘れているのに気付く、マー仕方ないやね、駅前の「より藤」で昼食とお土産に駅弁を買って八代駅へ、1Hr位早いが帰路に着く。
途中のアクシデントがあり散々の旅でした。今度はひな祭りの時にでも再び訪問したいですね、そんな未練の残る旅でした。

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