topics 国東半島 仏の里
2007年6月23日、24日 曇りのち一時雨
6/23 
大分空港→道の駅くにさき→安国寺→安国寺遺跡→泉福寺→神宮寺→行入寺→両子寺→文殊仙寺→成仏寺→岩戸寺→長慶寺→しおじ(泊)
6/24
しおじ→鬼塚古墳→千燈寺遺跡→千燈寺→千燈寺石仏跡→六所神社→実相院→霊仙寺→無動寺→椿堂→弥勒寺→天念寺(川中不動)→長安寺→富貴寺→真木大堂→熊野磨崖仏→大分駅
費用:鬼会の里:200円、熊野磨崖仏:200円、富貴寺大堂:200円、真木大堂:200円、たち重:850円、レンタカー:17,325円、民宿しおじ:13.260円、ガソリン:1900円(204km)

区分 時間 コメント
6月23日
大分空港 11:40 国東半島の南東の外れの海の中に有る空港に南西から着陸する。飛行機はA300、天気は曇り。
空港内でレンタカーの案内所で受付をする、レンタカーの事務所はもう空港の隣、今回は「スイフト」ですね、インターネットで予約した有ったので簡単な手続きで終了。もう昼なので取り合えず昼食、道の駅で太刀魚のお重を目当てに北に走る、どういうわけか周りでは田植え?南ではもう終わっているかと思っていたら今なんですね。
道の駅
 くにさき
11:50
12:17
ナビが有るので簡単に到着。脇にバイキングが有るが?まーいいか、隣の彼女3人はすでにお重を食べている、美味しそう、割と早く来る。お味は?少し甘いたれとふっくらした太刀魚の肉がむー良いねー、脇の売店で「青のり」「あおそ」(これが問題、知ってますか、「アニマの島」で登場したので興味が有りました。帰ってお味噌汁に入れましたが???袋の中では良い香りがしていましたが。味噌汁に後から入れたのが良かった、磯の香りがしました)を買った。
安国寺 12:30 標識に従って田圃道を走ると少し高台に有りました。
全国に66箇所創建されたお寺だそうで1394年に創建されました、本当に九州や近畿に来ると?百年前の建物がありすごいですね。本堂の厨子の両側に「生活信条」「信心のことば」が有りましたこれですよね。「一日一度は静かに座って身で呼吸と心を調えましょう」ここに来た甲斐が有りました。
安国寺遺跡 13:00 同じく田圃の中に弥生時代の復元が有る公園
泉福禅寺 13:15 ナビでは出て来なかったが走行中に発見、良かった。ここは曹洞宗だそうです、1375年創建、しかしやはりここも戦火で焼失して居ます、講堂は今改修中でした、山門は見ごたえが有りました。
神宮寺 13:50 山道を登って行くと山腹に有りました、左に蔵があり中に焼けた像が有り、もう一つ江戸末期の密教法具(真鍮製)がたくさん有りました、像は明治末に鬼会の際の火から火災になり焼失したそうです、残念ですね。
行入寺 14:15 ダムの下に有りました。718年仁聞菩薩創建の由緒有るお寺です。今はダムの下に静かにおわします。
両子寺
(ふたごじ)
14:33 これからどうするか?ここからだと両子寺が近いので予定を変更して両子寺へ。
今日は時間が無いので行ける所まで車で走る、718年仁聞菩薩創建と言う立派な寺院です。しかも神仏混合の珍しい寺院です。この奥の両子山にはこの寺院を通過しなければいけません。実はこの下の参道に立派な石の仁王様と山門、石の参道が有りここに是非立ち寄って下さい。出来れば下の駐車場に車を置いて10分ほどの参道を歩いてみたいですね。
走水観音 15:00 5分ほどで走水観音に着く。崖から清水が湧いている、車で水汲みに来ている。しかしここの賽銭箱を盗む不届き者が居るらしい。罰当たりな者だ。しかしそれはさておき、水は流石にまろやかで美味しい。
成仏寺 15:40 ここまでが大変だった。ナビを無視して山道に入ったが本当にすごい道と言うか、パンフレットでは太い道だったが何処に行くのかと言う位だった、ようやく三叉路で標識が有り「ほっと」する。広くなった道の脇に有りました。ここも718年仁聞菩薩創建の由緒有るお寺です、今は他から見ると村のお寺と言う感じです。しかし内部は立派な不動明王?が鎮座していていました、座ってゆっくり拝んで来ました。
文殊仙寺 16:00 道を戻って再び山の中へ、駐車場が有り看板には長い階段が描かれている?入り口の階段には杖まで、時間的に無理かな宿までの時間が不明の為心細くなる。まーいいか。階段は苔むしていて使っていないのが解る?やはり立派な石の仁王様、直ぐに本堂が有る、本堂には「文殊の智水」が置いて有る?一口頂く、頭が良くなったかなハハハ。まだこの先に階段が続いている、岩に奥の院が付いている。戻って左に行くと鐘楼と日本一の高さの宝筐印塔がある。
岩戸寺 16:40 山道を下って行くと看板が有り再び山道に入る。開けた丘に有る。ここも718年仁聞菩薩創建と言う立派な寺院です。そして成仏寺と隔年で「修正鬼会(しゅじょうおにえ)」が有るらしい。(毎年開催しているのは翌日の天念寺だけ)本堂の中は?左奥に参道が有る、これを登ると国宝の「国東塔」が有る、階段の先に奥の院?に薬師如来坐像が安置して有る、人吉では盗難にあっているが開きっぱなしで大丈夫かな、重文ですよ!戻るとこちらが参道のようです、入り口にやはり石の仁王様。
長慶寺 17:05 県道に出てナビをセット、まだ遠い、しかし後はやることは無いからいいか。
右に看板が有るので寄って見る。やはり山門と石の仁王様、ここには太子堂が有りました。
民宿じおじ 17:40 これからは海岸線に出ないで山腹を巻く様に走る、新しく出来た道のようでカーブも少なく快適に走る。(オレンジロード:後で解る)、交差点に千燈寺の標識、明日はここから入るのだな!田圃の中を走る、やはり田植えをしたばかりの様だ、交差点に宿の標識が有る、国道から離れて北に進む峠を越えた先に石の標識、左に曲がって下って行くと湾を眺める高台に今日の宿が有った。ここは漁港では無いようだ、船が有るが釣り船のようだ。
ゆっくり風呂に入って夕食。新鮮な魚介類が売り!にしては寂しい、刺身とカニとなべ、まーいいか。お客は私一人。焼酎2杯頂いて夢の世界へ。
6月24日
長崎鼻 5:00
7:00
朝、湾の中に有る「馬の背」まで散歩。潮が引いていて渡れる、下までで、岩の上には道は付いていないようだ?。遠くに船が見える。
引き返して、長崎鼻まで海岸線を歩く、海の中に「建干し網漁」が何カ所か設置されている。途中で海から離れて丘を登る、蒸し蒸しで汗をかく。丘の畑ではタバコが栽培されている。これから先を下るとかわいい砂浜が有る「波戸海岸」その先が長崎鼻になる、沖には釣り船が浮かんでいる、左に回ると海蝕洞穴があり「行者洞穴」が少し下った所に有る。ラジオ体操が始まっている、来た道を戻る、流石に汗をかく。時間が有れば風呂に入りたかったがね。
民宿じおじ 8:20 朝食は9品、まーこんなもんか。しっかり御飯を食べて出発。
鬼塚古墳 8:40 国道を戻ると左に「鬼塚古墳」4kmの標識、本当は昨日の予定に入っていたが中止したので寄って行く、しかし、しかしだ、もう大変な農道、周りの草木が道に覆いかぶさっている。レンタカーなんで気を使う。
ここは線刻壁画が有ったそうです、鳥や樹木、舟、人物などが描かれているのが看板で説明している。
千燈寺遺跡
千燈寺遺跡の仁王様
8:55
9:30
バイパスの道を走って旧道?に入るが標識が無い?ようやく左に有る、良かった。100m位で「六郷満山ふるさと森林公園」の大きな看板が有る。史跡の森エリアが千燈寺遺跡になっている。取り合えず右に進むと、ここも今は利用者が居ないのか草が塞がっている、左に又看板、鳥居が有りここが西行返しと言うらしい、(ここに駐車して登って行き千燈寺遺跡、奥の院、右に回って五輪塔群そして戻りが正解のようです)時間が有ればここから歩いたのが良いが時間が無いので上まで車で登る、右に鳥居が有り参道が左に延びている、先程の道が来ているようだ、この先に駐車場が有る、右に五輪塔の標識が有る、まーここから登るかと入ったのが運のつき、もう道はほとんど消えているわ、樹木が覆っているわひどい状態、ようやく目の前に五輪塔が見えた時にはほっとした。これが国東塔。その先に小さい塔がたくさん有る、いやーあるあるすごい数です。この先に公園の歩道になるが、引き返す。標識には右に奥の院がある、緩く右に回りこむと岩の取り付いた奥の院が見える、隣に仁聞菩薩入寂の岩屋が有る。奥の院への階段が下から続いている、解らないので取り合えずもどる、さっきの塔から右に降ると右から階段が来ている、奥の院からだようやく概念が理解出来た。参道は石が敷き詰めてあるが苔むしていて滑るので注意して降る、右に講堂跡、権現堂跡、少し下ってやはり石作りの仁王像がある、石垣で作った立派な堂宇が有ったのでしょうね、さっきの鳥居があり車に戻る。
千燈寺 9:40 公園の入り口の方に尋ねる、100m位先だと言う。有りました左に。道に平行して大きな石で千燈寺と書いてある。なーんだ、左の神社に気を取られて気付ませんでした。上がって手を合わせて来ました。
千燈寺石仏跡 9:55 右に標識が有り行って見ると台が残っているだけの場所でした。
六所神社 10:32 ここからナビをセット、戻ってもう一度登るように案内?ガイドではこの先から道が有る、取り合えず無視して登るとT字路、困った、看板もないし、ナビは戻る表示だし、まーいいか、右に進む、峠を超えて再びT字路、右に行く。途中で工事中の道を右に行く、山道が続く、いやーこれが一番迷いましたが無事に到着。神社の天井には立派な額が上がっている。
実相院 10:43 隣に有る、ここにも立派な国東塔が有る、
霊仙寺 10:47 その隣、山門の脇に石の仁王像、上が鐘楼になっている、庭にお地蔵様?脇にも仁王様?
無動寺 11:15 次は?さっき表示の有ったところに行こう。ここも静かにお参りする、正面に不動明王が奉って有る
椿堂 11:28 下に駐車して川沿いを歩く、大きな大師様が有る。ここは賑やか、参拝者が結構居る、しかしなんか商売臭くてこういうのは好きではない。
弥勒寺 12:05 田圃の中の丘の上に有る。ここも由緒有るお寺だったようだ、3体の仏様も立派です。
お昼なので入り口のスパランドでお蕎麦にする。まーまーでした。ここで戻れば早かったようだが、ナビに任せて進んだら時間が掛かってしまった。
天念寺
 (川中不動)
12:57 駐車場の脇に売店、ここには国宝のお堂があったらしいが洪水で流されて今は跡だけ、お寺には立派な釈迦如来坐像が有りました。もう一つは石に刻んだ不動様は?有りました、川の中の岩に、あれなの?川を渡って正面に見ると迫力が有る、川は堰き止めて鯉が泳いでいる?ふむー!駐車場の脇の売店と「?」が併設していて見学に時間が掛かりましたが良かったです、「修正鬼会(しゅじょうおにえ)」のビデオは迫力が有って雰囲気が理解できました。
長安寺 13:46 山の中にある、叔母ちゃんが留守をしている、ここにも石の仁王様、お堂には立派な千手観音様、流石に由緒有るお寺です。
富貴寺国宝 富貴大堂 14:14 流石にここは観光バスが来ているだけに賑やか、しかしこの一団が居なくなると静かなお寺に戻る、大堂は流石に立派で風格を感じます、阿弥陀如来坐像も薄くらい照明に映えて生きているようでした。山門の仁王様、国東塔も立派です。紅葉が良いでしょうね。
たまたま何処かのTV局が撮影に来ていました、案内の女性のキャスターが一生懸命せりふを練習していたのがかわいかった。
真木大堂 14:51 ここでもさっきの団体とぶつかる、脇の建物が旧本堂、菊の紋章が有る。古代公園の散歩道を見てから大堂の中に入る、左に牛に乗った大威徳明王、国東の顔にもなっている、パンフの表紙にも使われている、真ん中に阿弥陀様、右に不動明王、ゆっくり参拝させてもらいました。広い駐車場には3箇所の売店が有るがもう時間的に閑散としている。
熊野磨崖仏 15:15 山道を辿ると小さい駐車場が有る。竹の杖を貸してくれる、左に枯れた川と石組みが続く、この左は昔は田圃だった様だ、今は杉林になって居る。結構な坂道が続く途中で休み所がある、そこからさらに急になる、この頃からぽつぽつ雨、たちまち本降りになる、一気に上ると左が開けておーこれが磨崖仏か。崖の端ににこやかな表情の不動明王、右に大日様、カメラに納めて最上段の奥の院?へ脇の小屋で少し雨宿り、先客の2人、少し様子を見るが今まで降らなかったのが不思議なくらいだからここは諦めて降りる、途中でご夫婦が休憩場で雨宿り、それこそニッチもさっちも行かない状態だ。
胎蔵寺 15:37 駐車場の上が胎蔵寺。ここにも1対の石の仁王様が入り口に有る。土砂降りの中でお参りだけ済ませて車へ、さっきの2人が雨の中戻って来る、びっしょりだかわいそう。
大分駅 17:15 しばらく走ると雨が上がる、通り雨か?別府の町で渋滞に巻き込まれる、大きな外洋フェリーが見える、何時かは乗ってみたいもんだ、そんな思い出を刻んで今回の仏の里の旅は終わった。
走行距離204km。
 年のせいかどうも仏心が日増しに募り、今回は念願の国東の仏様に会って来ました。天気は曇り、予報よりも良く仏の里めぐりが出来ました。九州の西の隠れキリシタン、東の国東仏の里、二つの地を巡ると同じ日本、しかも九州で何が分けたのか?考えさせられました。

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